
先日XやLinkedInでご報告した通り、2025年12月8日にApache HiveのPMCメンバーに就任しました。
I’m honored to announce my appointment as an @ApacheHive PMC (Project Management Committee) member. It is an exciting opportunity to help shape the future of Apache Hive in this new role.
— おくみん (@okumin) December 8, 2025
A huge thank you to everyone who has supported me!https://t.co/Z6LGGNcBVi#ApacheHive
PMC(Project Management Committee)とは
PMCはApacheプロジェクトを管理・運営するための委員会です。リリースを承認したり、新たなコミッターやPMCメンバーを選出したり、プロジェクトが各種ポリシーを遵守していることを保証したりといったオペレーションを担当します。
PMCとプロジェクトの関係は1:Nになっており、例えばApache Accumulo CommitteeはApache Accumulo、Apache Fluo、Apache Fluo Recipes、Apache Fluo YARNという4プロジェクトを管理しています。多くのPMCは単一のプロジェクトを管理しており、Apache Hive CommitteeにはApache Hiveプロジェクトのみが属しています。ライセンスの取り扱いのようにコアな原則はあるものの、Apacheプロジェクトはプロジェクトごとの独立性が高く、PMCに広い裁量が与えられています。

PMCメンバーとは
PMCという委員会に所属している個人をPMCメンバーと呼びます。ちなみにPMCとPMCメンバーを区別することは割と重要で、公式ドキュメントには「Referring to those people as PMCs is incorrect and can be confusing; please avoid doing that」と記載されており、私自身もApache Arrow PMCメンバーである須藤さんに注意されたことがあります。
ラダー上PMCメンバーはコミッターの次のステップとなっています。昨年書いた「Apache Hiveコミッターに就任しました - おくみん公式ブログ」で説明したように、コミッターにはソースコードの変更権限が付与されます。PMCメンバーはそれに加え、リリースのようにコンセンサスが必要な意思決定で有効票を投じたり、新たなコミッターやPMCメンバーを推薦・投票したりする権限を持ちます。それらを活用しプロジェクトを健全に運営していくことが我々PMCメンバーの責務です。

抱負
Apache HiveプロジェクトのPMCメンバーになるというのは、多くの既存PMCメンバー達が私を最大限信頼する決断を下したということです。これは光栄であると同時に、これまで以上に踏み込んでプロジェクト運営に関わってほしいというメッセージであると考えています。彼らの信頼に応えられるように活動していけたらなと思います。
数人の友人に共有した通り、Apache Hiveプロジェクトには金脈があることがわかっており、それを掘り当てるための技術や道具もほぼすべて揃ったように感じられます。2026年はこのビジョンを現実化する年にしたいです。
最後に私の活動を応援してくれているすべての皆様に感謝を申し上げて記事を締めくくりたいと思います。いつもありがとうございます!